【平日の夜にしたいこと】第1話:夕飯の “ついで” にできる、手作りの離乳食。
編集スタッフ 二本柳
平日の夜、どう過ごす?
みなさんは、平日の夜をどう過ごしていますか?
週末でもなく、金曜の夜でもない。翌日もしっかり早起きして家事や仕事へ向かわねばならない平日の夜。
昼間の疲れをとって、のんびりするのもひとつの手ですよね。でも敢えて “手を動かす” ことで気持ちが落ち着いたり、ポジティブになれることってありませんか?
このたびお届けする特集は、明日を迎えるための活力になるような「夜の家しごと」がテーマ。
1日の最後にちょっと手を動かして「よし。明日もがんばろう!」と、自分に自信をつけてくれるアイデアを全4話にわたってお届けします。
第1夜
手作りする子供のごはん(前編)
第1夜に提案したいのは、手づくりする離乳食です。
毎日大忙しなお母さんでも、とにかく簡単に、子どもに優しいご飯が手づくりできる。その達成感が1日の自信につながれば嬉しいな、と思います。
「食べごと研究所」主宰。薬膳料理家の山田奈美さんに教わりました。
レシピを紹介いただいたのは、薬膳料理家の山田奈美さん。
山田さんは神奈川県葉山の古民家に暮らし、ご自宅を拠点に料理教室も開いています。なかでも「離乳食と子どもごはん教室」は予約でいっぱいになるほどの大人気。
プライベートでは3歳になる息子の母として、ご自身も子どもの健康を考えながら過ごす毎日を送ります。
今回は大人の食事をつくる「ついで」にできてしまう離乳食2品と、大人も一緒においしくいただける幼児食2品を教えていただきました。
幼児食については2話目でお届けしますね。
簡単・おいしい!オススメは「蒸す」という調理法。
山田さん:
「茹でるよりも簡単で、さらに食材の良い成分や旨味が逃げないのが『蒸す』という調理法です。
季節のお野菜を使えば、シンプルなのに本来の甘みを感じます。赤ちゃんは大人よりも味覚が繊細なので、こちらの蒸し料理はきっと喜んでくれるはずですよ。
あいたスペースを利用して他の野菜やお肉も一緒に蒸せば、大人のおかずも一品できあがりで一石二鳥です!」
季節野菜を15分蒸すだけ。
12時の位置から時計回りで、かぼちゃ&ひじき、小松菜、人参、お米、大根。
RECIPE「蒸し蒸しお粥&野菜」
材料
(分量はいずれもごく少量。その子の食欲や体格、月齢などに合わせて増減してください)
・米
・季節野菜
・だし汁
作り方
1.野菜はすべて小さく刻む。米は洗っておく。
2.おちょこなどの小さな器に、それぞれの野菜を入れ、ごく少量のだし汁を加える。米には3倍の水を加える。
3.蒸気のあがったせいろ(蒸し器)で15分ほど蒸す。
ひとことアドバイス
離乳食を始めたばかりの子は、蒸し上がったら、すりこぎなどで潰すと良いそうです。
大人のおかずにもなる離乳食。
かぶのすりおろしの下に野菜とお米が隠れている。まるで赤ちゃん用丼ぶりのようで可愛い。
RECIPE「かぶら蒸しごはん」
材料
・ごはん大さじ2程度
・にんじん
・たまねぎ各適量
・かぶ(小)1個
作り方
1.にんじんと玉ねぎはみじん切りに。かぶはすりおろす。
2.器にごはんを盛り、にんじんと玉ねぎ、かぶのすりおろしをのせ、蒸気のあがった蒸し器で10分ほど蒸す。
ひとことアドバイス
大人用のおかずには、だし汁に塩や醤油を加えて、とろみをつけたあんをかけます。ごはんのかわりに魚や豆腐の上にかけて蒸せば、一品できあがりです。
お母さんたちの悩みに答えてもらいました。
ーせっかく作っても思うように食べてくれません。
赤ちゃんはムラがあって当然。昨日食べたのに、今日は食べないなんてこともよくあるのです。だからショックは受けなくて大丈夫!離乳食を拒否する時は、体がそれを必要としていないということなので、お母さんが悲しむ必要はありません。安心してくださいね♪
ー手作りしたいけれど、なんだか難しそう。
本などを読んだ結果、ピンとこなくって…という生徒さんが私の教室にもよくいらっしゃいます。でも、「旬のもの」を「シンプルな調理法で」ということを意識すればそれだけで十分。10ヶ月までは塩などの味付けは必要ありません。大人の食事を作る「ついで」と思えば、離乳食も簡単ですよね。
第2話は大人と一緒に食べられる「幼児食」をお届けします!
「夜の家しごと」第1話では、手づくりする離乳食をお届けしました。
「みなさん、色々と手をかけて作らなければと思ってしまうみたい。でも、料理の合間に野菜とお出汁を『蒸す』だけで良いんですよ」と話してくれた山田さん。
実は、今回わたしも離乳食を味見させてもらえたのですが、これがとっても美味しかったのです。
蒸した野菜は素材の味がぎゅっと濃縮されて、なるほどこれなら赤ちゃんにも安心して食べてもらえるなあ…と実感しました。
さて、第2話は同じく山田さんに教わって「幼児食」のレシピを2つご紹介します。
こちらは大人も一緒においしくいただける2品ですので、ぜひご覧くださいね♪
(つづく)
もくじ
▽山田奈美さんの著書は、こちらからご覧いただけます。
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